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小さな腕のパーツを縫えた。よし、表へ返そう。
……指、入らない。
そんな場面を考えると、布をつかむ道具が気になりますよね。クロバーの「手芸用かんし」は、縫い目の外側に残した布を挟んで押し込み、袋状に縫った小さなパーツを裏返すために使える道具です。挟んだ状態でロックできるところも特徴です。
ただ、買えばどんな小さなパーツでも返せる、と大きさを決めつけないでね。まずは、何をつかみ、どの動きを助ける物なのかを見ておきましょう。
ずっと指でつまむ代わりに、布を挟んだ状態を保つ
クロバーの公式商品案内では、テディベアやぬいぐるみ作りに便利な用具として紹介されています。
使い方の説明は、縫い代を挟んで押し込む、というもの。縫い代とは、縫い目から布の端までの部分です。
さらに、生地を挟んだままロック、つまり閉じた状態で固定できます。小さな布をつまみ続ける指が足りない! という場面で、この仕組みが候補になるんですね。
ここで、布を返すための道具を、縫い目を強く引っ張るための物と考えないようにしたいところ。最初は端布で同じような袋を作り、布の厚みや縫い代を見ながら、つかむ場所と押す動きを確かめる案です。
本番のぬいへすぐ使う前に、試す布を一つ残しておく。それだけでも、気持ちを落ち着けて手順を見られそうです。
長さ12.5センチは、ぬいの対応身長を表す数字ではないよ
公式の手芸用かんしは、ステンレス製で長さ125ミリメートル。ミリメートルはmmと表す長さの単位です。125mmは、12.5センチに当たります。
この数字は道具の長さです。「12.5センチのぬい専用」「返し口が125mm必要」という意味ではありません。
手元のパーツについては、返し口から道具を入れられるか、布を無理に押し込まず動かせるかを確認する必要があります。ぬいの身長だけを見て、使えると決めないでね。
57-247は、商品を区別する番号です。似た形の別の道具を選ばないよう、名前と番号を合わせて見てください。
綿を入れる前の「返すところ」で止まったら
パーツを縫う、表へ返す、綿を入れる。同じぬい作りでも、手を動かす内容は変わります。
いま困っているのが、綿を奥へ送ることなのか、まだ裏返しの布を表へ出すことなのか。道具を足す前に、そこを一つ決めておくと選びやすくなります。
使い終えたら、ほかの針やはさみと同じように、小さな子どもやペットが触れない場所へ。作業中も、ぬいと一緒にソファへ置きっぱなしにせず、道具の置き場を決めておきましょう。
指が入らなくて止まったら、自分の手先を責める前に、布をつかむ方法を考えてみる。まずは練習用の小さな袋で、どんな動きになるか確かめてみませんか。